週に一度、とってもとても朝早く、まだ真っ暗な午前3時ごろに4人の一日は始まります。毎週火曜日は、尾八重(おはえ)地区の加工グループ「グループひえつき」のパンの日です。
人気の食パンをはじめ、惣菜パンや菓子パンなど、種類はとっても豊富。学校の先生方、役場や病院の職員など各所から事前に注文を受けていて、明け方から調理して、焼き立てをその日のうちに配達します。
グループひえつきは、平成11年に発足してからこれまで20年以上、食を通じて地域から元気を発信してきました。今はパン作りの他にも、お土産品の佃煮や、まんじゅう菓子「ひえつきろ浪まん」も製造しています。
長い歴史の中でメンバーの入れ替わりもありましたが、現在は初期立ち上げメンバーでもある4人で活動中です。
いつもにこやか、達筆のキヨ子さん。休憩タイムのコーヒー担当、癒し系のミネ子さん。椎葉の人を知り尽くす、情報通の久子さん。大らか自由な4人のまとめ役は、会長の恵子さん。
「あ、うん」の呼吸で作業は進み、お昼前に全部のパンが焼き上がりました。さあ、温かな良い香りのパンを荷台に積み込んで、待っている人のもとへ、元気と一緒に配達です。