秋から その2

 

 

いったい何千匹の日本蜜蜂だろうか?周囲を飛び回る蜂も、満義さんの手ですくい上げられる蜂も、それほど慌てた様子もなく穏やかに人間たちを受け入れているのが不思議。

 

 

山の中のあちこちに置かれた巣箱の中は春から夏の終わりにかけて蜂たちが集めた百花の蜜で満たされている。巣箱を金槌で優しくコツコツ叩き続け、蜂たちに一時的に巣から出ていただく。  大きめのパンケーキのような巣が8枚ほど並んでいる中から、3枚か4枚ほどを分けてもらう。残りは蜂たちが冬を越すためのもの。 「来年もよろしく」 と、話しかけながら、別のカゴに避難していた蜂たちをそうっと巣箱に、戻してあげるのです。

 

 

したたる蜜は、ほんのり発酵した酸味を含んで深い味わい。  椎葉のおじさんたちが、まるで子どものように可愛がる蜂たちとの共同作業で作る椎葉の蜂蜜は、今年も美味しく出来上がっています。

 

 

今回は、蜂蜜採取の体験ワークショップに同行させていただきました。優しい先生たち、左から那須満義さん、那須松雄さん、那須吉政さん。

 

 

 

つづく