太陽が穏やかに地上の全てのものを照らし、ぽかぽかと気持ちのよい12月のある日、『ダム湖探検クルージング』が行われました。参加者は3隻の船に分乗して湖面の人となります。
水上から眺める風景は、普段車で道路を走る時のそれとは全く違います。道路下の山肌が剥き出しの斜面や、終わりを迎える紅葉や、上空を悠々と飛ぶ鳥たち、全てが上に見えるのですから。下にあるのは、薄いボートの底とその下の緑色に透き通った水だけ。
特に、『日本初の大規模アーチ式ダム』の巨大な堰堤の上流側を正面から見られるのはこの機会だけ。これはダムマニアにはきっと萌えポイントなのでしょう。
「あの斜面の穴はなんだろう?」
「昔の炭焼きの穴かな?」
「ダムができる前はあの辺りに小学校があって・・・」
3人の船頭さんに質問したり、解説を聞いたり。1時間の周遊は穏やかに過ぎていきました。
光に包まれた気持ち良いクルージング。次に開催される時には是非、皆さんも。