矢立高原フェスティバル

矢立高原を訪れた事がありますか?広く開けて見晴らしの良い、いかにも高原という言葉がぴったりな場所。深い谷と急な傾斜に囲まれた椎葉の他の地区とはかなり違った印象の草原のキャンプ場に、夏休み恒例の『矢立高原フェスティバル』を訪ねてみました。

上椎葉から桑の木原林道を経由して熊本県水上村方面へ国道388号を走る事約1時間。もうすぐそこは熊本県境という所に標高千メートルの矢立高原キャンプ場があります。日頃、標高数メートルの平野で暮らしている人達が見上げる空と、ここの空の色は明らかに違う。それもそのはず、ここは千メートル分宇宙に近く、その分だけ空をくもらせてしまう空気が無いんですから。しかも雲の動くスピードの早い事。

本当に青い空、テントのあちこちから立ち上がるバーベキューの煙、宮崎牛の焼けるいい匂い。ステージでは歌や踊りや大声大会。思い思いに持ち寄ったごちそうも広げて、お腹いっぱい食べながら、それを楽しむ観客から、時々大きな笑い声や惜しみない拍手が贈られるのでした。

『大河内やる気会』の男達を中心に青年団やOB達もいっしょに盛り上げるイベントは、夏の大事な一大行事。「準備は大変だけど、みんなの為に頑張ってますよ。」とリーダーの右田健二さん。
健二さんの司会で舞台はどんどん盛り上がり、参加者のボルテージも最高潮。広い高原に大声大会の声がどこまでも響いていました。